熱帯魚の優雅な泳ぎは、見つめているだけで癒されます。
グッピーの水槽の中では追いかけっこを目ることもあり、飽きることなく見続けていられます。
そんな中、どこか泳ぎ方がおかしなグッピーをみつけたりすると「どうしたんだろう?」と心配になってしまいます。
正常ではないグッピーの泳ぎ方のパターンとは
昨日までは元気に泳いでいたのに、突然猛スピードで上下に泳ぐようになった、または逆立ちになっている、クルクル回転しながら泳ぐ、ふらついている、頭を上にしてグネグネ泳ぐ、全身を左右に振りながら泳ぐ、転覆しているなどは、どうも正常ではない泳ぎ方に見えます。
それぞれに考えられる原因などを考えてみましょう。
原因は水質?
水質が急激に変化した場合や、間隔を開け過ぎた後の大量の水替えは㏗(水素イオン指数)ショックの原因になります。
酸素不足によって粘膜の損傷が起こり、グッピーが苦しんで泳ぎ方がおかしくなってしまうことがあります。
また水だけでなく水草を変えたり追加した場合に、新しい水草に微量でも農薬が付着している可能性があります。
寄生虫による影響?
線虫に寄生されたグッピーは腹水症状の他に泳ぎ方がフラフラしたり、急に身体を曲げて泳ぐこともあります。
また、猛スピードでせわしなく泳いだりします。
難病であるグッピー病を患うと、全身を左右に振って泳ぎ、カラムナリスという病気では、頭を上にして身体をグネグネくねらせる動きをします。
またカラムナリス病は末期症状になると、逆立ち泳ぎをします。
グッピーが環境に慣れていないのが原因?
雌はお産が近くなると上下に猛スピードで泳いだり、そうかと思うとピタッとフリーズして以後かなくなる特徴がありますが、雄がこのように泳ぐ場合は環境への順応性慣が原因として考えられます。
水質の悪化か、または他のグッピーに追いかけられているなどが考えられます。
グッピーの老化現象?
グッピーの寿命は個体差はありますが、1~2年ほどです。
寄る年波には勝てないのはグッピーも同じで、泳ぎ方に変化が生じます。
ふらついたり、水面近くで苦しそうにしている場合は老化も考えられます。
まとめ
グッピーの泳ぎ方があきらかに変化した場合は、その個体の食欲や身体の色あせも併せて、まずよく観察してください。
また病気になってしまった時はすぐに隔離して、その病状に適した治療を施してあげましょう。