グッピーを飼育する上で大切な毎日の健康チェック。
全身のコンディションや泳ぎ方、食欲、そして糞の色も大切なチェックポイントです。
グッピーの糞の色による注意点をまとめました。
赤い糞
熱帯魚に与える餌は大きく分けて生き餌、人工飼料、冷凍飼料の3種類です。
このうち、フレークフードとわれる人工飼料は多くの魚たちが食べやすいよう紙のように薄い構造で、赤色、緑色などが混ざった状態になっています。
これを食べているグッピーは赤っぽい糞が出ます。
基本的には食べた餌の色が糞の色となりますが、赤くない人工飼料を与えているのに糞が赤い場合は注意が必要です。
それは糞ではなく、肛門から出ている寄生虫の可能性があります。
疑わしいのは線虫といわれる寄生虫で、最悪の場合水槽の中の生き物を全て諦めなければならない可能性が高いといえます。
白い糞
白い糞を出している場合は、消化不良の可能性があります。
餌の食べ過ぎ、水質の悪化や環境の変化などが原因ですが、グッピーのお腹が膨れている場合は腹水病を疑います。
エロモナス菌といわれる病原菌により発症し、内臓に炎症を起こしてお腹に水が溜まっている状態です。
すぐに病気のグッピーを別の水槽に隔離しましょう。
一度罹ってしまうと完治は難しい病気ですが、薬餌を与える他、ココア浴といわれる治療法も効果があるとされています。
水質や環境が原因と考えられる場合は、定期的な水換え、掃除、水温や水質のチェックなどを行いましょう。
緑色の糞
緑色の餌、青菜などを与えていれば緑色の糞をします。
グッピーは雑食性なので、水槽中の水草やコケを食べることもあります。
病気の可能性は低いですが、普段の状態と違うところがないか確認しましょう。
まとめ
グッピーは熱帯魚の中でも非常に丈夫で飼育がしやすい魚ですが、健康に長生きしてもらうためにも毎日のチェックを欠かさないようにしましょう。
糞の状態や色もそのひとつです。
いち早く異変を察知できるよう、いつもの状態を知っておくことが重要です。
グッピーは彩りが美しく、尾びれを揺らす姿は見ていてとても癒されますので、毎日のチェックも楽しく行えそうですね。