グッピーはそのカラフルな身体や可愛さ、そして丈夫で飼育がしやすいことで人気の高い熱帯魚です。
しかし、いざ病気になると、エサをたべなくなったり身体や泳ぎ方に色々な症状が出ます。
いつもより元気がないな。と感じたらそれはもしかしたらグッピーが病気なのかもしれません。
グッピーが罹る病気とは何でしょう?
目次
グッピーが病気になる原因は?
外国産の輸入グッピーであれば、ショップですでに何等かの病気にかかっている可能性があります。
それ以外の大きな原因は水質の悪化です。
また病気の伝染力が高いとあっという間に他のグッピーも弱ってしまうので、病気にかかってしまった個体は原則、すぐに隔離してから治療するようにしましょう。
グッピーの病気、尾ぐされ病とは?
尾ひれが溶けたような、ボロボロの状態になる。
病気の個体を別容器に移して薬浴させる。
治療薬はニューグリーンF、またはグリーンFリキッドを使用し経過を観察します。
グッピーの病気、白点病とは?
身体やヒレに白い斑点ができる。
グリーンFリキッド、メチレンブルーで薬浴させる。
治療期間の目安は1~2週間ほど。
グッピーの病気、ハリ病とは?
生後1週間までの稚魚がかかる病気です。
尾ひれが針のように尖って見える。
隔離して飼育水1/3、調整にた新しい水2/3にメチレンブルー水溶液を入れます。
効果が無い場合には、濃度0.2%ほどの塩浴で様子を見ます。
グッピーの病気、水カビ病(綿カブリ病)とは?
グッピーの身体の表面の傷があった場合、その葛口に水カビが付着して綿を被ったように見えます。
付着したカビがピンセットなどで取れそうであれば、身体が傷つかないようそっと取り除いてください。
治療薬はフレッシュリーフで薬浴させます。
グッピー病とは?
胸びれがくもったようになり、尾ひれが溶けたようになる。
全身でフラフラ泳ぎ、遂には頭を振って泳ぐ。
はっきりとした原因がわかっていませんが、伝染するのが早く、発症するとほとんど助かりません。
また感染力が強いため同じ水槽にいたグッピーは、いずれ全ての個体に伝染する危険性が高いのですが、伝染するのはグッピー間だけです。
残念ながらグッピー病の薬はまだありません。
難病であることから、グッピーエイズと呼ばれることもあります。
まとめ
グッピーに元気がないと感じたら、初期治療として0.5%程度の食塩を入れて観察する方法があります。
他に気を付ける点は、外国産の新しいグッピーを水槽に導入する前に1週間ほど薬浴期間を設けて様子を見るといいでしょう。
また新しく水草を導入する場合にも、消毒をすることをお勧めします。
病気になる前の環境が一番の薬ですね。