グッピーは熱帯魚の中で、どちらかと言うと病気には強い魚の部類に入ります。
但し、状況によってはグッピーだけに掛かる病気もあるようで、グッピーのメスだけが痩せると言う事はほぼありません。
もしグッピーのメスだけが痩せるとなると、何らかの原因がある様に感じます。
グッピーのメスだけが痩せる病気は有るのか?
基本的にはグッピーのメスだけが痩せる病気は有りません。
全体的に病気にかかってやせ細って行く可能性は非常に高くなります。
この場合でも水槽内にいる他の熱帯魚にも病気は感染するので、グッピーだけが痩せるという症状はないでしょう。
グッピーの特有の病気として考えられるのはハリ病と言う物です。
これは、グッピー特有の病気ですがメスのみがやせ細る病気ではありません。
このハリ病としての症状はヒレが切れて折りたたまれた状態になったり、尾びれが細くなり、元気が無くなっていきます。
この病気は、初期段階では完治する可能性が高いですが、末期症状になると完治がほぼできない状態になります。
ハリ病とわかった段階で何らかの処置をする必要が出てきます。
痩せる病気ではありませんが、グッピーが掛かりやすい病気としては
白点病
ヒレや体に白い斑点が出来て、状況を放置すると白い斑点が体全体にでき、最後は粉がふいたようになって亡くなってしまいます。
尾腐れ病
尾やヒレが白く濁ります。病気が進行すると体全体が腐ったようになり、色が変わってきます。
水カビ症
グッピーの体に水カビが寄生する事で、体全体が綿をかぶったように白くなっていきます。最終的に皮膚が腐った状態になっていきます。
グッピーメスが痩せたのは産後の特有の病気があるのか?
グッピーのメスは一度にたくさんの子どもを産みますが、その後の体調管理がうまくいかないと病気にかかりやすくなります。
子どもを産むことで、かなり体力の低下があると考えられます。
子どもを産んだ後でグッピーのメスだけ痩せて元気が無くなってしまっている場合には、ネオン症等の感染症を疑ってかかる必要が出てきます。
この場合は、水槽の水を半分ほど取り替えて様子を見てみる事が大事になってきます。
グッピーのような小さい魚は痩せてしまうと元に戻る可能性はかなり低いです。
水を半分ほど交換しても、激やせしてしまったグッピーが元気よく泳ぐようになれば問題は有りませんが、それでも元気が無いような場合には、別の水槽に入れて、塩分濃度0.5%の塩水を設定してそこで管理して様子を見る事になります。
この塩分濃度0.5%で回復の兆しがあれば、様子を見て水槽に戻す事になりますが、それでも、元気にならない場合には次の治療法はないと思っていた方がいいでしょう。
まとめ
グッピーのメスだけが痩せる病気は有るのか?について紹介してきました。
小さい魚だけに一度何らかの病気にかかってしまうと、完治するのには時間がかかってしまう事も多くあるようです。
ほとんどの場合は水槽内の水質の悪化による物が多い様なので、確実にグッピーを病気から守る為には水槽内の水質の悪化をさせないようにすることが大事と言う事になります。