グッピーは、少し汚れた水でも比較的耐えられる熱帯魚ですが、汚れを溜めすぎるのはいけませんよね。
1週間に一回程度は「水換え」という作業が必要になりますが、その水換えによってグッピーが弱ったり、動かない状態になってしまうこともあるのです。
この記事では、グッピーにストレスがかかってしまう水換えの注意点について、まとめていきたいと思います。
グッピーが動かない…水換えと原因
水を全部入れ換えてしまう
グッピーは、水温や水質の変化に敏感な熱帯魚です。
初心者にありがちなミスとして、水換えで水槽の水すべてを入れ換えてしまうということがあります。
入れ換え後は水がきれいになったように思い、人間としては気持ちが良いですが、グッピーにとっては良くないことがほとんどです。
理由は、底砂に定着したバクテリアを洗い流してしまうことになるからです。
バクテリアの働きによって、水槽の水のろ過など水質が安定するのですが、水すべての入れ換えてしまうとバクテリアの数が大きく減ってしまいます。
その結果、水質の変化に敏感なグッピーはストレスを感じ、動きが悪くなることがあります。
水が冷たい
水換えでは、水槽の水の1/3ほどを入れ換えますが、冷たい水を補充していないでしょうか。
グッピーの最適な水温は、26℃程度です。
水換えで追加する水も、これくらいの温度にしておく必要があります。
水道水をそのまま使ったり、冷たい水を入れたことで、水温が下がり動きが鈍くなることがあります。
20℃を下回ると、だんだんとグッピーが危険な状態になってしまうので、水換えの際は水温にも気をつけましょう。
まとめ
水換えはグッピーを飼育するにあたって必要でとても大事な作業ですが、間違った方法で行うと、グッピーの元気がなくなったり動かなくなったり、危険な状態を招くことがあります。
正しく水換えを行っても、いきなりグッピーの元気がなくなった…なぜ?ということもあります。
はっきりと原因が判明しにくいこともありますが、多くはバクテリアへのダメージが考えられます。
水槽を安定させてくれるバクテリアを過度に減らしたりせず、バクテリアに優しい飼育をしてください。
それが結果的に、グッピーが元気に水槽を泳げることにつながります。