グッピーが出産すると、稚魚がたくさん増えて水槽内もにぎやかになりますよね。
元気に育ってくれれば嬉しいのですが、中にはさまざまな理由で元気がなくなったり、病気になって動きが悪くなるものもいます。
この記事では、グッピーの稚魚が動かないとき、どんな理由が考えられるのかをみていきたいと思います。
水温の問題
グッピーの稚魚に適した水温は26℃~28℃くらいとされています。
温かめの温度ですよね。
高すぎも低すぎも良くないので、これくらいの温度に一定に保つことが望ましいです。
病気のときには少し水温を高めにすることもありますが、稚魚の様子を見ながらにしましょう。
phの問題
水槽のphが低下していくと、グッピーの元気がなくなってきます。
グッピーの状態から「phがおかしいかな?」と感じ取ることができます。
水はだんだんと酸性に傾いていくので、phが低くなっている場合には水換えをします。
水槽内が過密
グッピーは繁殖によりかなり数が増えます。
60cmの水槽であれば、20匹前後から様子を見ましょう。
繁殖目的の上級者は、数多くのグッピーを入れて育てることもありますが、ペットや観賞用として楽しむのならば少なめの方が無難です。
あまり過密になると、酸欠などを起こす可能性もあります。
病気
グッピーが何らかの病気にかかっているときも、元気がなくあまり動かなくなります。
グッピーで恐い病気は「グッピー病」です。
「グッピーエイズ」とも呼ばれ、原因は諸説あるようですがはっきりとは分かっていません。
この病気はグッピーだけに感染し、とても感染力の強い病気です。
水槽内のすべてがかかってしまうほどのもので、命を落とす確率も非常に高いです。
なんとか元気そうなグッピーがいても、実は発症しているというケースが多いため、他の水槽のグッピーと一緒に育てることはやめましょう。
まとめ
近年、とても人気のあるアクアリウムは、お部屋にあるだけでおしゃれで癒されますよね。
しかし水槽に入れて眺めるだけ、というわけにはいきませんね。
さまざまな理由でグッピーにストレスや負担がかかり、動かなくなることも多いのです。
グッピーの状態をよく観察して、快適な水槽の状態で泳がせてあげたいですね。