グッピーなど熱帯魚を飼育するとき、フィルターやエアレーションを使うことが多いと思いますが、水流が強いとグッピーに負担がかかることがあります。
この記事では、なぜ強い水流がグッピーにとって良くないのか、原因をみてみようと思います。
強い水流がグッピーに良くない理由
グッピーは体の大きさとの比率で考えると、とても大きいヒレを持っていますね。
このヒレによって、そもそもグッピーは泳ぐことが苦手な熱帯魚なのです。
すばやい動きが苦手で、ゆっくり泳ぐ熱帯魚なので、そこに強い水流がかかると流され、ストレスを感じたり、場合によってはヒレに傷がついてしまうことがあります。
水流を弱めるための対策
フィルターを替えてしまうこともひとつの方法ですが、費用もかかりますし、できればそのまま使いたいですよね。
そのままの器具でどのように水流を弱めるかと考えると、まず水が出る方向を変えてみると良いかもしれません。
いったんガラスにあてるなどして勢いをおさえることで、水流を弱められます。
または、給水口の部分にスポンジをつけたりラップを巻いたりして、物理的に水流を弱めることができます。
しかしモーターに負担をかけることになるので、間違いなくモーターの寿命は短くなります。
継続してこの処置を行うかどうかは、モーターの劣化を考えた上で行いましょう。
水槽の中に水草を多く入れるのも有効です。
たくさんの水草はグッピーの隠れ家にもなりますし、水の勢いをおさえてくれるので、おすすめできます。
グッピーに合う水草を選べるように、購入の際にはペットショップの店員などに相談してみましょう。
弱い水流の弱点
グッピーには水流は弱い方がいい、ということは分かりましたが、水流の弱い小さいフィルターにすれば良いということでもありません。
水槽の大きさにもよりますが、あまりに小さすぎるフィルターではろ過が追いつかないので、水質が悪化する可能性があります。
水流の弱いものは水槽に汚れが溜まっていきやすいので、こまめに掃除をする必要がでてきます。
まとめ
グッピーの大きなヒレはとても優雅で、魅力のひとつといえますよね。
その魅力を最大限に発揮しゆっくり泳がせてあげるためにも、強すぎる水流は注意して改善できるとよいですね。