グッピーは、稚魚として生まれてから後に性別が変化するものだろうか。
性別が変わるのならば、稚魚として生まれてから性別が判明するまでに、どれくらいかかるものだろうか。
これらについて考えてみたいと思います。
グッピーの性別が分かるまで。
グッピーは、稚魚として生まれてすぐには性別の判断がしにくい種であることは確かです。
グッピーの性別判断に用いる特徴としては、オスは、ゴノポジウムと呼ばれる尾ひれが棒状に伸びてきて、メスは、妊娠紋と呼ばれる肛門のあたりが黒くなってくることです。
稚魚として生まれてから、1か月程度で判別できるようになります。
但し、個体によっては、判断できる成長が遅い物や生まれてすぐに判断できることが有ります。
グッピーは性別の変化があるのか
グッピーは、稚魚として生まれる時にオスとメスの比率はおおよそ1:1と言われております。
但し、水温等によりオス・メスの比率が変わる事が有ると言われているようです。
稚魚の中には、成長の遅いオスであったりゴノポジウムが十分に成長していない中性的に見えるものであったりするケースがあります。
これらの個体を、性別変化として見てしまうケースがあると思います。
これらの個体の場合には、観察をしばらくする注意して行う必要が有ると思います。
本当に性別の変化はしないのか
グッピーを増やすことをコントロールするために、オス・メスを別々の水槽で飼育していた場合に、まれに種の保存ではないがオスがメスに変換したケースが報告されております。
ただ、研究者からの発表では無い事であることも付け加えます。
さらには、染色体の異常から性別の転換が起こる事もあるようです。
これらの事から考えると、性別変化は基本的には無く、まれなケースとして性別変化が起こる可能性のある魚であると言えるでしょう。
可能性の一つとしては、水槽内の水に環境ホルモンが混入した影響で性別変化があるかもしれません。
まとめ
グッピーは、性別の判断が稚魚として生まれてすぐにできる種ではないので、性別の判断が出来るまでは注意して観察をしましょう。
個体により、成長の遅い物や成長不良の物もいる事を頭に入れておき、グッピーの性別判断をしましょう。