グッピーとネオンテトラは小型の熱帯魚ですが、水槽の中で泳いでるのを見ていると、まるで南国の海の中を思わせてくれるような綺麗さです。
南国の海の中を思わせてくれるグッピーとネオンテトラが、共存出来るのかについてまとめてみました。
目次
グッピーとネオンテトラは共存出来るの?水質と水温と餌の違いは?
グッピーとネオンテトラの水質や水温や餌の違いはあるのでしょうか?
そして共存はできるのでしょうか。
グッピーとネオンテトラの温度の違いは?
グッピーは中南米が原産ですが、東南アジアでの養殖個体が多く外国産グッピーと国産グッピーと呼ばれる2つのグループに分けられます。
ネオンテトラは熱帯地域に生息する熱帯魚で、アマゾン川上流地域が原産です。
グッピーが最も活発に活動する水温は、23℃~26℃です。
25℃前後を目安にするのが良いでしょう。
水温が下がり過ぎると免疫力が落ちて、病気に罹りやすくなってしまいます。
ネオンテトラは熱帯地域生息なので寒い場所は苦手で、20℃~28℃内であれば大丈夫なので、グッピーと同じく25℃が適温とされています。
グッピーとネオンテトラの水質と餌の違いは?
グッピーが快適とされる水質は、弱アルカリ性~弱酸性です。
ネオンテトラは弱酸性です。
餌は、グッピーの餌は水面にしばらく浮いているものがいいので、フレーク状のものがオススメです。
熱帯魚の中には人工餌には餌付かないという種類が多い中、ネオンテトラは人工餌を食べてくれます。
グッピーとネオンテトラは共存出来る?
水質と水温ともグッピーが比較的順応しやすいので、グッピーとネオンテトラの共存は出来ます。
グッピーとネオンテトラに多い病気とは?
グッピーやネオンテトラが発症しやすい病気には、どのような病気があるのでしょう。
グッピーとネオンテトラに多い病気
グッピーに多い3種の病気は・・・
●白点病
ひれや体に白い斑点ができます。
原因はグッピーの衰弱によりかかりやすく、白点虫が寄生することで発症します。
治療法は水を全て捨て水槽内を綺麗にして、1週間~2週間ぐらい治療薬で薬浴し治療期間は絶食させます。
予防法は水質の悪化が原因なので、水質と水温管理を適切に保つようにしましょう。
●尾ぐされ病
尾やひれの先端部が白く濁り、進行するとひれ全体が白くふやけ腐敗したようになってしまいます。
原因はカラムナリスという細菌に感染することで発症します。
治療法は感染病なので発症したグッピーを隔離して、専用薬を使用して治療します。
カラムナリス菌は海水の中では繁殖出来無いので、水槽の水を塩分濃度0.5%~1%くらいに徐々に上げていくのも効果的と言われています。
予防法は水質悪化で菌が増殖しやすくなりますので、水質管理をしっかりとすることが大事です。
●水カビ病
体の表面にカビが寄生して、棉を被ったように白くなる病気です。
原因は体の傷に寄生虫が寄生することで発症します。
治療法は専用薬で薬浴します。
軽症の時は水槽の塩分濃度を0.5%~1%くらいに徐々に上げていくのも効果的と言われています。
予防法は水温低下で発症率が高くなるので、水温を高めに設定すると良いでしょう。
ネオンテトラに多い2種類の病気は・・・
●ネオン病
体の一部が白っぽくなります。
原因は輸送時に魚同士が擦れて傷ができて、傷に細菌が侵入して発症してしまいます。
治療法は発症したネオンテトラを隔離して、専用薬で薬浴します。
予防法は購入後はしばらく隔離して飼育し、1週間以上様子を見るようにしましょう。
ネオン病はネオンテトラ特有の病気です。
その他白点病と尾ぐされ病ですが、症状や原因や治療法や予防法はグッピーと同じです。
まとめ
グッピーもネオンテトラも温厚な性格をしているので、魚同士の喧嘩が少なく共存が可能で、どちらも綺麗な熱帯魚で割と飼育しやすいと言われている魚なので、初心者でも飼育しやすいと思います。
熱帯魚に初挑戦するなら、グッピーやネオンテトラから飼育を始めてみると良いかもしれません。