グッピーは繁殖力が高く、健康で安定した環境であれば容易に数を増やすことができます。
意図して繁殖に成功したのであれば喜びもひとしおですが、そんなつもりはなかったのにいつの間にか増えすぎてしまって困った、ということはありませんか?
今回はそんな場合の解決方法を、いくつか紹介します。
増えすぎたグッピー問題を解決するには
雄と雌を分けて飼育する
物理的に雄と雌が接触できないようにする方法で、稚魚を増やさないようにします。
水槽を別々にするか、ひとつの水槽に仕切りをつけることで対応します。
グッピーの寿命は1年~2年ですので、数が落ち着くまで待ちます。
繁殖を再開するときはまた同じ水槽で、仕切りを撤去して飼育します。
友人知人に譲る
グッピーは熱帯魚の中でも初心者向けといわれており、飼育が容易なことでも知られています。
元々魚類を飼育している人であれば安心ですが、そうでなくても基本的な知識さえ押さえていれば、飼育に失敗することも少ないはずです。
また、夏休みの時期であれば、お子さんの自由研究に飼育したいというご家庭もあるかもしれません。
お店で引き取ってもらう
ペットショップや専門店では、多くの場合無償で引き取ってくれます。
事前にお店へ確認するとよいでしょう。
もし希少な種類であれば、買い取ってもらえる場合もあります。
成魚や肉食魚に食べさせる
同じ水槽内で飼育している成魚に食べさせるという方法があります。
その場合は、隠れ家になりそうな場所を撤去して食べられやすい環境にします。
肉食魚を飼育している場合は、生き餌として食べさせることもできます。
自然界であればごく当然にあり得ることとはいえ、抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
ですので、まずは前述の方法を試してみてください。
してはいけないこと
川や池、用水路などには決して放流してはいけません。
生態系にどのような影響が出るのかわかりませんし、多くの場合悪影響を及ぼすでしょう。
一度生態系が崩れてしまえば、元通りにするのは非常に困難です。
まとめ
グッピーの繁殖能力には驚く方も多いかと思います。
増えすぎて間引きした場合の解決法を紹介しましたが、間引きをしなくてはいけない状況になる前に雄雌を分けて飼育するなどの対策をしましょう。
かわいい稚魚たちが無事に大きくなれるよう、最善の選択をしたいものですね。