1850年頃に北米南部で発見されたと言われているグッピーは、泳ぐ様を「アート」と表現するする人もいるほど美しい熱帯魚です。
その後世界各国に広まり、日本では国産のグッピーの種類は驚くほどバラエティーに富んでいます。
その豊富さを物語るユニークなネーミングや、繁殖の方法、大きさをご紹介しましょう。
目次
グッピーの繁殖は難しい?
グッピーは、お腹の中で卵を孵化させてから稚魚を産む「卵胎生」です。
この仔産みの特徴から、稚魚の生存率は高まり、それによって成魚までの飼育が容易になります。
グッピーの寿命は1年~2年ほどですが、出産のスパンが短く、個体差があるとしても、平均してひと月に一度出産とした場合、一度の出産で数十匹の稚魚を産むことを念頭に入れておきましょう。
グッピーは環境が良好であれば、旺盛な繁殖力を表します。
ですから繁殖は決して難しいことはありません。
水槽内の環境を整え、雌に妊娠の兆候が表れたらその雌を市販の産卵箱に移動させます。
外国産グッピーと国産グッピーの違い
外国産とは主に東南アジアから輸入されてきたグッピーのことです。
水質は弱アルカリ性で、日本に輸入されて店頭で見かける頃は大体生後3か月です。
国産グッピーは、日本国内で品種改良されています。
品質が高く価格も高め、水質は弱酸性で飼育します。
グッピーの体色の種類
大きく分けてゴールデン、ブラオ、レッド、アルビノ、リアルアルビノ、グレー、タイガーなどが人気です。
また交配によって体色が変化するのも魅力です。
グッピーの身体の模様の種類
代表的な国産グッピーでは、オールドファッション、ブルーグラス、キングコブラ、モザイック、プラチナ、メタル、タキシード、ソリッド、コブラなどの模様があります。
外国産グッピーでは、クイーンエメラルド、モスコーパンダ、レッドグラス、メデューサ、ネオンタキシード、フルブラック、モスコーブルー、イエローグラス、レッドグラス などが特に人気です。
グッピーの尾ひれの種類
スワロー、ピンテール、トップテール、ボトムテール、ファンテール、リボン、デルタール、ダブルソードなど。
グッピーの大きさ
雌の大きさは平均して5cm~6cm、雄は平均3cm~4cmくらいです。
また国産グッピーは外国産より少し小さいことがありますが、これは個体差の範囲内と考えていいでしょう。
まとめ
ブリーディングしやすく、またバラエティに富んだグッピーはオリジナルで交配させてゆく楽しみもあり、可能性は無限にあります。
熱帯魚を飼うときに、グッピーを選ぶ方はたくさんいらっしゃいます。
大きさにそれほどバラつきが無く、宝石のような色や模様を楽しめる、それはまたグッピーを飼育する大きな魅力なのです。