グッピーを買ってきたら、まずは水合わせとトリートメントという作業をすることをおすすめします。
特に、先住の生き物を飼っている場合はトリートメントという前段階を踏むと、安心して水槽へ入れられるでしょう。
トリートメントの意義やその方法について、まとめました。
トリートメントとは?
買ってきた魚を飼育する水槽へ入れる前にトリートメント用の隔離水槽へ入れ、病気を持っていないか確認をする目的と、急激な環境の変化へのストレスを緩和させる目的があります。
特に、入荷してすぐに購入した、若魚、繊細な種類の場合は病気を持っている可能性がありますのでトリートメントをしておきましょう。
もし病気を持っていた場合、先住の生き物たちへ感染してしまう恐れがありますので、少々手間に感じるかもしれませんがやっておいたほうが安心です。
トリートメントの準備
まず、トリートメント用の水槽を立ち上げます。
前述のように、新しく購入したグッピーを一時的に隔離する水槽ですので大きな水槽は必要ないでしょう。
ろ過装置も設置します。
立ち上げは購入する前に行います。
水槽の立ち上げが完了したら、水合わせという作業が必要です。
水合わせとは、新しい水槽の環境・水質に少しずつ慣れさせていく作業です。
温度や水質の違う環境へ急に移動すると体調を崩してしまう恐れがありますので、慎重に行いましょう。
トリートメント期間に行うこと
1週間~2週間程度はトリートメント用の水槽で飼育しつつ様子を見ます。
心配であればそれ以上行っても問題ありませんが、そのぶん手間もかかります。
ですが、飼い主が安心して飼育できるよう納得いくまで行うのもひとつの選択肢です。
もし病気が疑われる場合は薬浴が必要ですので、病気の種類によって使用する薬を選びましょう。
健康で元気そうであれば、あえて薬浴をする必要はないでしょう。
トリートメント水槽に移したグッピー稚魚(二回目出産分)、全部で26匹いました。 pic.twitter.com/KIGUMJ1VCU
— takibata (@takibata) 2016年1月15日
トリートメントが終了したら
飼育する水槽へ移す場合も、もちろん水合わせを行います。
トリートメント用の水槽は病気の治療を行った場合は、必ず洗浄と消毒を行います。
いつ新しいグッピーを迎えてもいいよう常時立ち上げておく場合は、定期的に手入れをしましょう。
まとめ
トリートメントは必ずしなければならないというわけではありませんが、やっておくと安心して飼育することができますね。
一度病気を持ち込んでしまうと、他の生き物に感染してしまっては大変です。
症状が重くなると治療も難しくなりますので、そうなる前に予防対策を行うことが大切です。