水槽を悠々と泳ぐグッピー。
ついこの間までは稚魚で、水草の間をちょこまかしていたかわいいグッピーも、3か月もするとすっかり成魚です。
そして雌は4~5か月目頃に初産を経験することになります。
身体が成熟している雌の出産と、まだ身体も小さく成熟していない雌グッピーの初産とはどう違うのでしょうか?
グッピーの初産の兆候は?
妊娠の兆候でよく言われているのは「肛門の上が黒くなる」ですが、これには個体差があります。
またお母さんグッピーの身体の模様なども関係してくるので、参考までに知っておく程度でいいようです。
その他おしりの形が膨らむ、お腹が膨らむといった特徴があります。
グッピーのお腹の大きさは?
出産直前ともなると目に見えてぷっくりと膨らんで、四角張っています。
またお母さんグッピーの身体の色によっては、お腹をよく見ると肛門の上あたりに赤ちゃんが集まって黒っぽく見えることもあります。
グッピーのお産が近づくとどうなる?
新米お母さんグッピーにもマタニティブルーが起きるようです。
神経質に他の魚を追いやったり、行動が不規則になります。
例えば水面近くや水底でじっとしていたかと思うと突然癇性に動き回る、後ろ向きに泳いで突然全く動かなくなる。
また水槽の側面に鼻先をくっつけて上下に繰り返し動くなどです。
そして、いよいよ出産となると特殊な行動をとります。
水草や水槽の側面に尾ひれをくっつけます。
ヒレを大きく張り、呼吸が荒くなります。
そして肛門が膨らむといよいよです。
出産は深夜から早朝に行われます。
1回に何匹の稚魚が生まれる?
グッピーが出産中 pic.twitter.com/G2EGeBjuME
— のりぴ♪ (@noripy0827) 2013年2月25日
成熟した雌は一度のお産で20~50匹、個体によってはそれ以上の数を産むお母さんもいるようです。
初産のグッピーは5~20匹ほど。
やはり身体はまだ未熟なのと最初は慣れていないこともあって、産む稚魚の数は少なめです。
まとめ
初産の後は疲労とストレスで体力が弱ってしまうグッピーも多いので、できれば別水槽に水草を沢山入れてゆっくり回復させてあげるのもいいでしょう。
成熟してくると、お産はスムーズになり疲労からの回復も早くなります。
しかしいずれにせよ、仔産みは大変な重労働ですね。