小さい身体に、大きな尾ひれを優雅に揺らしながら泳ぐオス。

オスより身体はやや大きめ、水槽内で可愛く泳ぐメスのグッピー。

グッピーはその飼いやすさと丈夫さから「熱帯魚の入門魚」とも呼ばれ、多くの人々に親しまれています。

しかしその繁殖力の強さから、いつの間にか増えすぎていた!ということもあるようです。

増えすぎる原因

グッピー 繁殖 抑える 方法

グッピーは卵胎生魚という分類の魚です。

お母さんグッピーは卵を産むのではなく、お腹の中で孵化した稚魚を産むのです。

種類にもよりますが、1回の出産で20~50匹を、生き残りに有利な状態の稚魚で産み、しかもひと月に1度は出産します。

瞬く間に数が増えてしまうので、“ミリオンフィッシュ”とも呼ばれるほどです。

可愛いグッピーが増えすぎないよう、上手に飼う方法をご紹介していきます。

まず“始めが肝心”

過剰な繁殖を予防する方法です。

お勧めなのは、雄と雌を別々で飼うことです。

別々の水槽で飼うか、または一つの水槽の中に仕切りを作ります。

ここで大事なのは、隔離するにせよ、セパレートするにせよ水温が偏らないように調節することです。

繁殖のタイミングを計り、雌を何匹か雄の水槽に移すといいでしょう。

稚魚が生まれたら

早い段階(生後約30日)で性別を判断して分別することが重要です。

稚魚の見分け方

雄・・・尻びれの形が鋭くなる

雌・・・妊娠点が出る(黒いポッチ模様がお腹に出る)

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すでに増えてしまった場合

生まれた稚魚を知り合いやお友達など、欲しい人に譲って数の調整をするのも方法ですが、その時は譲る相手にも繁殖を抑えるテクニックも伝えるようにしましょう。

どうしても急に数を減らしたい時は、熱帯魚ショップに持っていく方法もあります。

自然淘汰させる方法

出産を迎えるグッピーを飼育箱に隔離せずにそのまま泳がせ、稚魚の数を自然に減らす、または水草や水槽アクセサリを減らします。

これは生まれた稚魚が隠れる場所を少なくすることで、自然淘汰させる方法です。

少し残酷なようですが、個体数を調節し、強い個体を残すためには自然な方法ともいえます。

まとめ

グッピーが繁殖し過ぎた水槽は、水質の悪化を招きやすく、病気になりやすくなってしまいます。

水槽の容量に対して、適切な個体数を保つよう、数の管理を予防的に行うことが重要です。

グッピーを健康に、長く楽しむためにも計画を立てた繁殖を心掛けましょう。

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